廃車買取業者を選ぶ10の要素

廃車に出す前にまずは車の状態を確認してください。
使える部品はたくさんあるのか？　それとも、整備工場に出すたびに貯金をはたいているのか？
廃車寸前の車でも、エンジンが正常で運転するのに問題がなければ、多くの廃車買取業者はより良い価格を提示できるはずです。 あなたの車がまだ走れて部品も価値がありそうかどうかを、まず確認してください。

ディーラーや廃車買取業者に直接行く前に、廃車業者のWebサイトを確認する必要があります。 買取業者のサービスを知り、廃車買取手順がスムーズにいくかどうか、そしてそれらが適法かどうかを確認する必要があります。
Webサイトには、廃車の買取プロセス、引取り条件、会社情報、およびその他の関連コンテンツに関する情報が掲載されています。 専門の工場を持っているかなども調査してください。
ウェブサイトで直接見積もりを得ることもできます。廃車リサイクル工場がウェブサイトに詳細が記入されていない場合は、 その業者と交渉するための時間をかける価値がない可能性があります。
WEBサイトの多くは、中間マージを取るためのネット紹介だけの業者が多いので、どれほどまともな業者かどうかを判断することができます。

廃車買取業者に売ることの最大の利点の1つは、あなたの車をすぐに現金化できることです。 より良い査定金額を得るために、近くのいくつかの廃車解体業者と折衝してみてください。
Webサイトのフォームに記入するときに、車検証があれば、見積もりをより素早く正確に得られる可能性大です。 廃車に出して得られる現金は、クルマの査定金額以外に税金還付や持ち込みすることによるプレミアムが上乗せできるケースも多いです。 実際の取引例を参考にして、いくつかの選択肢を探しましょう。→ 取引実例はこちらを参考に

あなたが住んでいる場所の近くの廃車リサイクル工場からの選択が賢明です。 多くの廃車買取業者は無料のレッカー引取りを提供していますが、遠くの場合はそうではないかもしれません。
最速かつ最も効率的な取引きのために、できるだけ近くの廃車業者を選んでください。 無料レッカー引取り可能性が高くなり、また自分で持ち込めばプラスアルファの現金を得られる可能性大です。 また取引プロセス自体がが簡単になります。→ 全国の廃車買取工場マップ

「車を早く処分したい」と思っても、自分の想像する時間軸でコトがスムーズに進むとは限りません。 廃車買取業者にスケジュールを必ず聞いてください。いつ車を受け取りますか？　いつ現金化できますか？ 業者によっては、WEBオンリーの「紹介だけ業者」も多いので、より多くの時間がかかる場合があります。 そのような「紹介だけ業者」は、実際の廃車解体工場とあなたの間で多くの書類や車の修理記録などのやり取りを必要とするかもしれません。
自社工場で廃車の解体をできる業者なら、1日以内に現金化することも可能です。 支払いを遅らせる可能性のある仲介業者マタギとの取引を避ければ、時間とお金を節約できるでしょう。

車とそのすべての部品は、正しい方法で廃棄およびリサイクルすることが法的に義務付けられているため、廃車として売るときは、その業者が「自動車リサイクル法」認可の工場を持っているかどうかが重要です。
認可されていない紹介業者があなたから買い取った場合は、最終的に認可工場に販売して利益を上げることを目的としてます。 これは、仲介業者があなたに可能な限り低い価格を提供して、自身のためにできるだけ多くの現金を稼ぐことを意味します。 廃車買取業者と取引する場合は、その業者が自動車リサイクル法認可工場をもっているかどうか調査する必要があります。
廃車の最終解体・リサイクル処分は正規の国認定解体業の免許とリサイクル工場を持っている業者しかできませんので、それ以外の業者が買い取った廃車は、 最終的にリサイクル業者に持ち込まなければなりません。ディーラーやネット買取業者あるいは、比較サイトでの紹介者などは、そこで中間マージンを取る仕組みになっています。

廃車として売る場合、その業者があなたから買った車をどうするのか尋ねることは重要です。 一部の廃車買取業者は、金属くず、トランスミッション、エンジン、または役立ちそうな部品を転売することを目的としています。 廃車から古い部品を抜き取り、それらをチューンアップして、中古部品を必要としている人に販売できるようにしています。
これらの企業努力は、リサイクルやSDGsの観点からも大変貴重です。廃車リサイクル工場では、再利用可能な部品を提供し、金属やガラスなどの処理に貢献しています。 これを行うことにより、自動車部品を埋め立て地に送らずに済み、環境への大きな助けとなっています。
プロの廃車リサイクル工場では、あなたの古い車が再利用されることや、そのリサイクルプロセスについてあなたに話し、環境保全への貢献に熱心でなければなりません。

多くの買取業者は無料のけん引サービスを提供しています。
ただし、すべての場所で無料のけん引が提供されているわけではないため、あらかじめ決めておくことが重要です。 場合によっては、距離やレッカーに乗せるのにより多くの人手を必要とする場合には、有料となるケースもあります。 あまりにも遠くのため、取引さえできない場合もあるので早い段階でけん引について質問しておいてください。
また廃車には車検場での自動車抹消手続きが必要ですが、行政書士さんに頼めば２～４千円前後かかります。 通常は、買取業者が手続き費用無料でやってくれますので、この点も必ず確認してください。

車の抹消手続きをすると「自動車税」「重量税」「自賠責保険」の未使用月分はすべて戻ってきます。 また、車検の有効期間が残っていれば、 その期間に応じて『自動車重量税の還付』を受けられます。 これは、都道府県知事等の登録を受けた廃車引取業者へ引渡した使用済自動車(廃車）に適用されますので、 仲介業者が取引に介在している場合は要注意です。
→ 「重量税の還付」の詳細はこちら
→ 「自賠責保険と自動車税の還付」の詳細はこちら

もう1つの重要なことは、経験のある廃車専門業者を選ぶことです。 サービス豊かな専門家なら、廃車手続きの公正なプロセスを保証し、途中ですべての要件がチェックされていることを確認してくれます。 経験の浅いネット仲介業者の中には、廃車手続きのための知識やお金すら持っていない可能性もあります。 現金取引をしない業者の場合は、会社をちゃんと確認する必要があります。 特に急いで車を売ろうとしている場合は、詐欺の被害に遭う危険もあります。 取引条件や支払い方法に不安がある場合は、立ち去る方が無難です。
また、会社が法規制を順守していることを確認してください。 特に廃車取引には「ネットだけの仲介業者」で危ない会社もあるようなので、透明でまともな会社と取引するようにしましょう。